おじい様の優しさ溢れるお話し、Wさんありがとうございます。
さりげない優しさ、本当に感謝ですよね。こんな素敵なお話し、Wさん、ありがとうございます。

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去年の事です。母方の祖父が胃の末期ガンと診断されその後まもなく亡くなりました。

普段から盆栽をしたり田畑を耕したり花を育てたり、絵を描いたりと非常に多趣味でしかも精力的に動く人でしたので周囲の家族はみんな100歳まで生きると言っていたのでその手前での突然の死に驚きと落胆でいっぱいでした。

三世代家族の写真
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祖父とは住んでいる県が違うため多くても年2回くらいしか会う機会がなく、まだ私も小さかったためそれほどなついていた訳ではありませんでした。
しかし、小さいながらも元気でいつもニコニコしている祖父には四人の祖父母の中でも一番親近感を持っていた記憶があります。

そんな祖父が亡くなって1回忌の法事とお墓参りに出掛けた時でした。
祖父には母を含めて7人の子供がいてそれぞれ所帯持ちであるため集まるとかなりの人数になります。
お墓の場所が山合のため非常に道が狭く窮屈なのですが、みんなで1列となりお墓までの道を歩いてのぼります。

そんな時でした。前の方から私の名前に関して話をしている声が聞こえました。

あの子はしんどい思いをして生まれてきたんだから、きっと人の痛みが分かる優しい子に育つ、だけど優しすぎる子になるから凛々しい名前をつけなさいって言われていたらしいのです。

そうして付けられたのが私の名前らしいのですが、次の言葉で涙が止まらなくなりました。

祖父が生前言っていた言葉。
「あの子はいつ来てもわしの腰をいつも支えてくれて本当に楽させてくれた。歩いとってもいつも背中を押してくれるんじゃ。かっこいい名前をつけてもやっぱり優しい子は優しい子にしかなれん。心配やからみんなで騙されんかきっちり見とってあげてくれよ。」
と、言っていたそうです。

私は恥ずかしくて祖父の後ろを歩いていただけなのに、年2回しか会わずあまり普段は気にもして無かったのに良いように見ててくれた事が何より嬉しかったです。

おじいちゃんありがとう。と手を合わせて帰りました。

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